海外の学部・大学院への出願や交換留学、外資系企業への転職活動において「Transcriptを提出してください」と指示された場合、それは文字起こしではなく英文の公式成績証明書(Official Transcript)を指します。
日本の一般的な「成績証明書」と海外で要求されるトランスクリプトには、いくつかの運用上の決定的な違いが存在します。
海外機関が求めるOfficial Transcriptは、発行元である学校の公印が押され、専用の封筒に入れられて厳封(封じ目に割印やサインが施された状態)されている必要があります。一度でも開封された書類は「Unofficial(非公式)」と見なされ、改ざん防止の観点から無効となるケースが通例です。
発行手順としては、出身校の教務窓口やオンライン証明書発行サービスを通じて「英文成績証明書」を申請します。発行までに1週間から10日前後の日数を要することが一般的なため、出願締め切りから逆算した計画的な手配が欠かせません。また、海外大学院出願などではWES(World Education Services)等の第三者機関によるGPA換算認証を求められる場合もあります。