月経時の性行為に関して、ネット上で広く信じられている誤説の代表例を検証します。
誤解1:「生理終わりかけなら出血も少ないし安全」
月経の出血量が減る4日目〜7日目は、実は最も妊娠リスクが高まる危険地帯です。次の排卵期に向けて卵胞が急速に育ち始めている時期であり、ここで射精された精子は排卵の瞬間まで生殖器内で生存し続ける確率が高くなります。出血量が減ったからといって子宮頸管が完全に閉鎖しているわけでもなく、細菌感染の危険性も依然として残ります。
誤解2:「コンドームをつければ生理中でも完全にノーリスク」
コンドーム避妊は経血感染予防や性感染症の防御、膣内射精リスクの低減に必須のツールです。しかし、物理的な摩擦による膣粘膜の損傷や、オルガズムに伴う子宮収縮が引き起こす「経血の逆流(卵管や腹腔内への逆流)」までをゼロにすることはできません。コンドームは安全性を大きく高めますが、身体的な負担そのものを完全に消し去る魔法の道具ではないのです。