間口80cm〜120cm、奥行き60cm〜90cm前後の典型的な狭小クローゼットでは、ゾーニングの徹底が成否を分けます。限られた空間を有効活用するレイアウト実例は以下の通りです。
【上段(枕棚)の配置】:シーズンオフ衣類・軽量寝具
枕棚には、軽量で取っ手付きの布製ソフトボックスを並べます。高い位置からの落下事故を防ぐため、プラスチック製ケースではなく不織布やポリエステル製のボックスを採用するのが鉄則です。使用頻度の低い冠婚葬祭用アイテムやオフシーズンのダウンジャケットを圧縮して収めます。
【中段(ハンガーゾーン)の配置】:ショート丈衣類とロング丈衣類の分離
衣類を丈の長さ順(左にロングコート・ワンピース、右に向かってジャケット・シャツ)に並べ替えます。これにより、右下に大きなまとまった空間が出現します。この右下の空間に「吊り下げ収納ラック」を設置するか、2段目の突っ張り式ハンガーパイプを渡すことで、トップスやボトムスを上下2段で効率よく掛けられます。
【下段(床面)の配置】:奥行きを活かしたキャスター付き収納
クローゼット 奥行き 収納術で致命的な失敗となるのが、「手前に物を置いて奥の物が取れなくなる現象」です。奥行きが60cm以上ある場合は、前後2列に配置できるキャスター付きの引き出しケースを採用し、手前によく着る普段着、奥にシーズンオフの服やストック品を収納します。キャスター付きであれば、衣替えもケースの前後を入れ替えるだけで数分で完了します。