「がんセンターに名医はいるのか」という疑問は、重い病名を告げられた患者や家族が真っ先に抱く心情です。結論から言えば、同院には学会の指導医・専門医資格を持つベテラン医師が多数在籍しており、各領域の学会発表や臨床研究を牽引しています。
地域メディアにおける露出もその証左です。下野新聞での連載特集などを通じ、同センター頭頸科長の横島医師が「頭頸部外科月間」に合わせた啓発や最新知見を広く発信した実績が記録されています。頭頸部がんは呼吸や発声、嚥下といった人間の尊厳や生活の質(QOL)に直結する部位であるため、根治性と機能温存の両立には高度な技術と経験が欠かせません。こうした難度の高い部位に対する専門医の存在が、地域の医療関係者からも高く評価されています。
ただし、現代のがん治療は「一人のカリスマ医師」にすべてを依存する時代ではありません。術前術後の化学療法を担う腫瘍内科医、放射線治療医、病理診断医、さらには緩和ケアチームやがん専門看護師がカンファレンスを行い、多職種連携で治療計画を決定するキャンサーボードの存在こそが、同院の真の強みです。「名医個人を探す」視点に加え、「高度な集学的治療を提供できる組織体制が整っているか」を見極めることが本質的な安心へとつながります。