テレビ周りの配線をすっきりさせたいがために、Amazonの「Fire TV Stick」やGoogleの「Chromecast」の電源ケーブルをテレビのUSB端子に直接挿しているユーザーは少なくありません。配線が背面に収まるため魅力的な裏技に見えますが、ここにも重大な落とし穴があります。
Fire TV Stick等のストリーミングデバイスは、通常動作時こそ消費電力が低いものの、4K動画の読み込みやアプリの起動、Wi-Fi通信のピーク時に瞬間的に1.0A〜1.5A以上の電流を要求します。前述の通り、テレビの標準USB端子の出力は0.5A〜0.9Aです。
電力が足りなくなると、デバイスは以下のような典型的な不具合を起こします。
・起動ロゴの画面で何度も再起動を繰り返す(ブートループ)
・高画質な動画を再生した瞬間に画面が暗転・ブラックアウトする
・動作が極端にカクつき、リモコンの入力を受け付けなくなる
・画面上に「電力が不足しています。付属の電源アダプタをご使用ください」と警告が表示される
社外品としてコンデンサを内蔵した給電安定化ケーブルなども市販されていますが、安定した映像視聴とハードウェアの寿命を保つためには、メーカー純正のACアダプターを使用して壁面コンセントや電源タップから電力を供給するのが最も確実です。