NTT西日本による固定電話網の完全IP網移行を経て、通信の基盤は大きく近代化した。伝送コストの削減や高速化が実現した一方で、発信元番号の表示(ナンバー・ディスプレイ)をめぐる環境にも変化が生じている。
IP電話の柔軟な設定を悪用し、発信元番号を偽装して海外や遠隔地から機械的にコールをかける技術が出現した。つまり、画面に「078」と表示されているからといって、100%神戸周辺の物理回線から発信されているとは断言できない現実がある。
固定電話ネットワークへの信頼性を逆手に取る手口が増加傾向にあるため、表示された数字だけで相手を信用するのは極めて危険だ。