熱の時にお風呂はNg?医師が教える入浴基準と正しいシャワー法

熱の時にお風呂はNg?医師が教える入浴基準と正しいシャワー法

熱の時にお風呂はNg?医師が教える入浴基準と正しいシャワー法について押さえておきたい 理由を厳選して解説いたします。

医師の臨床見解においても、「熱がある時は湯船を避け、風邪の時はお風呂をシャワーだけにする」という指導が一般的です。体力を極力温存しながら汗を洗い流すためには、日常のシャワーとは異なる厳格な手順を踏む必要があります。

安全にシャワーを浴びるための手順と発熱時の入浴における医師の見解に基づく要点は以下の通りです。

1. 脱衣所と浴室の温度差をなくす
入浴前にシャワーから熱いお湯を出して浴室全体を蒸気で温めておくか、浴室暖房を作動させて室温を22〜25℃程度に保ちます。冷え切った脱衣所から急に温かいシャワーを浴びると、急激な血管の収縮と拡張が起こり、ヒートショック現象によって血圧が乱高下してしまいます。

2. 設定温度は38℃〜40℃の「ぬるめ」を厳守
熱いお湯は交感神経を刺激して脈拍を早め、体力を激しく奪います。触れて「少しぬるい」と感じる程度の38℃〜40℃前後に設定し、心臓から遠い足先や手先からゆっくりとお湯をかけて身体を慣らしていきます。

3. シャワー時間は5分から長くても10分以内
長時間のシャワーは湯船に浸かるのと変わらない疲労をもたらします。身体をゴシゴシ洗う必要はなく、汗の溜まりやすい首筋、脇の下、背中、内股を中心に泡で優しく撫でるように洗い、素早く流します。

4. 髪は無理に洗わない
髪を濡らすと乾かすまでに多大な時間を要し、気化熱によって頭皮が急激に冷え、悪寒を誘発します。熱がある時は無理に髪を洗わず、体だけを洗い流すのが賢明です。どうしても洗いたい場合は、家族にドライヤーを手伝ってもらうなどして短時間で乾かせる体制を整えてください。

5. 入浴前後の水分補給と速やかな休息
シャワーを浴びる直前と直後に、それぞれ常温の水や経口補水液を150ml程度摂取します。浴後は乾いた清潔なバスタオルで素早く水分を拭き取り、通気性と吸湿性に優れた長袖・長ズボンの部屋着を着用して、すぐに横になって安静を保ちましょう。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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