過度な抱っこや触れ合いは難しくとも、時間をかけて飼育環境と人間に慣らすことで、警戒心を解いて指先からおやつを受け取ってくれる段階までは十分にステップアップが可能です。焦りは禁物であり、以下の順序でじっくりと信頼を築くアプローチが推奨されます。
お迎え直後の最初の1週間は、水と餌の交換以外は一切干渉せず、新しいケージの匂いと環境に落ち着かせる「静観期間」を徹底します。環境に慣れてきたら、ケージの外から優しく声をかけながら、ひまわりの種や乾燥ミルワームなどを指先でつまんで差し出してみましょう。この際、決して上から手をかざさず、ハムスターの目線より低い位置から差し出すのが恐怖心を与えない鉄則です。
指先からおやつを受け取るようになったら、手のひらにおやつを乗せてケージ内に平らに置き、自発的に乗ってくるのを待ちます。急に手を持ち上げたり撫で回したりすると振出しに戻ってしまうため、手が「安全でおいしいものがもらえる場所」だと学習するまで、数週間から数ヶ月単位で気長に接することが肝要です。