メインクーンを一目見た誰もが息をのむのが、そのダイナミックなスケール感です。一般的なイエネコの平均体重が3〜5kg前後であるのに対し、メインクーンの成猫オスは6〜10kg、個体によっては10kg以上に達することも珍しくありません。メスであっても4〜7kg前後と、中型犬に匹敵する重厚なサイズへと成長します。
体長に関しても突出しており、頭の先から尻尾の先端までで100cmを超える個体が日常的に見られます。ギネス世界記録に認定された歴代最長のメインクーン「ステューウィー(Stewie)」は全長123.2cmを記録し、世界中のメディアを驚愕させました。
なぜメインクーンはここまで巨大化を遂げたのか。その理由は、発祥地とされるアメリカ北東部・メイン州の過酷な自然環境にあります。極寒の冬を生き抜くため、熱を逃がしにくい大型の筋肉質ボディと、雪上をかんじきのように歩くための大きな肉球、そして高い防水性を備えた密生した被毛を自然淘汰の中で獲得しました。また、一般的な猫が1歳前後で成猫サイズに達するのに対し、メインクーンは生後3〜5年という歳月をかけてゆっくりと骨格・筋肉を完成させる「遅咲きの成長プロセス」を持つ点も大きな特徴です。