化学式の書き分けでミスをゼロにするためには、物質名を見た瞬間に以下の2ステップで思考を展開する習慣を身につけることが鉄則です。
ステップ1:構成元素の種類から結晶のタイプを判定する
物質が「金属元素を含んでいるか」を確認します。金属元素が含まれていれば、金属単体(金属結晶)か、陽イオンと陰イオンの化合物(イオン結晶)であるため、100% 組成式で確定します。例外として、アンモニウムイオン(NH₄⁺)を含む化合物(例:NH₄Cl)は、金属を含みませんがイオン結晶であるため組成式です。
ステップ2:非金属元素のみの場合、巨大分子か単独分子かを見極める
非金属元素のみで構成されている場合、大半は分子を作って分子式になります。ただし、ダイヤモンド(C)、黒鉛(C)、二酸化ケイ素(SiO₂)の3大共有結合結晶だけは例外的に組成式となります。
この2段階のフィルターを通すだけで、定期テストや入試問題で「組成式で書くべきか、分子式で書くべきか」に迷うことは一切なくなります。