ソーシャルメディアや美容掲示板(知恵袋・レビューサイト)に寄せられた数百件の投稿を精査すると、コーム選びと使い方に関して多くのユーザーが共通の落とし穴に嵌まっている実態が浮かび上がってきます。
特に目立つのが、「100円ショップのコームを使っていたら毛先がチリチリになった」という声です。ある美容師の手記では次のように指摘されています。「大量生産の安価なコームはプラスチックの成形型を合わせる際、歯の内側に目に見えない極小のバリ(突起)が残っていることが多い。これを髪に通すたび、ミクロのハサミでキューティクルを削り取っているのと同じ現象が起きる」。実際にマイクロスコープで観察すると、研磨処理が甘いコームによる毛髪表面の引っかき傷が確認されています。
また、「トリートメント中に目の細かいリングコームで梳かして切れ毛だらけになった」という後悔の声も頻出しています。トリートメントを全体に行き渡らせたいという熱心さが裏目に出て、濡れ髪に過度な引っ張りテンションをかけてしまうケースです。現場のスタイリストは「濡れた髪を通すなら、自分の指の太さほど歯が離れたインバス用ジャンボコーム一択」と口を揃えます。良かれと思った習慣が、道具の不適合によって深刻なハイダメージを生んでいる実態が見て取れます。