中小企業診断士の年収は食えない?独立と企業内の格差の現実を暴く

中小企業診断士の年収は食えない?独立と企業内の格差の現実を暴く

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SNSや業界コミュニティ、当事者の手記から見えてくるのは、資格取得を境に劇的な変化を経験した人々の多面的なリアルです。

大手金融機関から42歳で独立したある男性は、ブログの手記で次のように述懐しています。「独立1年目は看板のない無力さに打ちのめされ、月収8万円の月もあった。診断士協会の支部活動で泥臭く先輩の鞄持ちをし、補助金採択の実務を無我夢中で手伝うなかで、ようやく信用を勝ち取れた。5年目の今は年間契約の顧問先が7社になり、売上は1800万円を超えたが、最初の2年間は貯金を切り崩す恐怖との戦いだった」。

ネット上の口コミや知恵袋でも、「名刺に診断士と刷り込んだだけで仕事が来ると思ったら大間違い」「結局は前の会社で培った専門性と人脈がすべて」といった醒めた指摘が多数派を占めています。その一方で、「中小企業の社長と対等にディスカッションできる唯一無二の共通言語を手に入れられた」「社内の事業再編プロジェクトのリーダーに抜擢された」といった、自己効力感と市場価値の向上を実感する声も根強く存在します。資格自体は「万能の打ち出の小槌」ではなく、あくまで「信用へのファストパス」に過ぎないという現場の共通認識が伺えます。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。