客席としてのパーティーバスとは別に、マクドナルドには本格的な厨房設備を搭載した「移動販売車(キッチンカー)」の歴史が存在します。この車両は単なるイベント向けにとどまらず、日本の社会インフラを支える重要な役割を果たしてきました。
マクドナルドの移動販売車は、大規模な野外フェスやスポーツ大会などの大型イベントに出動し、店舗がない場所でも出来立てのバーガーを提供する目的で運用されてきました。車内には実店舗と同等のグリドル(鉄板)やフライヤー、ドリンクディスペンサーがコンパクトに凝縮されています。
特筆すべきは、大規模災害発生時における被災地支援活動です。地震や風水害などの有事の際、被災地へいち早く駆けつけ、温かい食事を提供する支援車として活躍してきました。かつての「パーティーバス」がもたらしたワクワク感は、形を変えて「いざという時に人々に安心と温もりを届ける機動力」として現代に息づいています。