川崎市建設緑政局が管理する公営霊園の公募は、毎年決まった周期で進められます。2026年度においても、例年通り10月中旬から11月上旬にかけて「しおり」の配布と申込受付が実施され、12月に公開抽選、翌年3月から4月に使用開始となるタイムラインが軸となっています。
公営霊園である以上、申し込みには厳格なハードルが存在します。知らずに出願して門前払いとなるケースが後を絶ちません。主な要件は以下の3点に集約されます。
- 市内在住期間:川崎市内に引き続き1年以上住民票があること(出願基準日時点)。
- 遺骨の保持要件:現在手元または寺院・納骨堂等に自宅保管・仮安置している遺骨(配偶者、直系血族、兄弟姉妹など)の祭祀を主宰する者であること。
- 重複申込の禁止:1世帯につき1区画のみ。同一遺骨で複数の申し込みを行ったり、すでに市営霊園(早野聖地公園・緑ヶ丘霊園)の使用許可を受けている世帯が申し込むことは原則禁じられています。
特に見落とされがちなのが「遺骨の保持関係」です。民営霊園と異なり、「将来のために場所だけ確保しておきたい」という生前の普通墓地申し込みは認められていません。改葬(他所からの墓移し)枠や合葬型墓所の一部生前枠を除き、現に埋蔵すべき遺骨が存在しない場合は一般返還墓地に応募できないルールとなっています。