ヒトデ「カワテブクロ」なぜ話題に?噂の真相と生態をプロが徹底解説

ヒトデ「カワテブクロ」なぜ話題に?噂の真相と生態をプロが徹底解説

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生物学的な分類において、カワテブクロ(学名:Choriaster granulatus)はアカヒトデ目コブヒトデ科に属する大型のヒトデです。中央の盤(中心部)が大きく盛り上がり、そこから伸びる5本の腕は短く太い円錐形をしています。和名である「革手袋」は、肉厚で指先の丸い作業用手袋を思わせる質感に由来しており、英名でもそのふくよかな体型から「Doughboy starfish(パン生地坊やのヒトデ)」や「Granulated sea star」と呼ばれています。

生息域は沖縄諸島以南の南西諸島からフィリピン、インドネシア、オーストラリア北部のグレートバリアリーフに至る熱帯のインド太平洋全域です。水深約5メートルから40メートルのサンゴ礁外縁や砂泥底に単独または数匹で生息しています。直径は成長すると25センチメートルから30センチメートル以上に達し、海中で遭遇したダイバーに圧倒的な存在感を与えます。

体色は淡いピンク色、オレンジがかったベージュ、灰白色など個体差があり、表面には細かな顆粒状の突起が無数に並んでいます。水族館関係者の解説資料によると、この独特の厚みは体内に水分を蓄えているわけではなく、厚い結合組織と硬い骨板によって形作られており、変形しにくい強固な構造を持っています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。