家は建てて終わりではなく、引き渡し後から30年、50年と続くメンテナンスが建物の寿命を左右します。しかし、悪質なメーカーほど「売った後は放置」という体質を抱えています。
アフターフォローが悪いメーカーを見分ける決定的なポイントは、定期点検の実施主体と専任部署の有無です。自社にアフターメンテナンス専門の部署が存在せず、営業担当者が点検を兼任している場合、新規営業に追われて点検がおろそかになるのは構造的必然です。
さらに注意すべきは「最長60年保証」というキャッチコピーの裏側です。品確法で義務付けられている構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の初期保証は「10年間」です。10年目以降の保証延長には、「メーカーが指定する有償メンテナンス工事(外壁塗装や防蟻処理など百万円単位の工事)をメーカー指定価格で実施すること」が必須条件となっているケースがほとんどです。指定工事を受けなければ保証が即座に打ち切られる契約条件になっていないか、事前に契約書・保証規程を精査しなければなりません。