国立小学校を受験するうえで、最も形式的かつ冷徹に判定されるのが東京学芸大学附属小金井小学校通学区域の要件です。通学区域は小金井市を中心に近隣市区の一部地域に細かく番地単位で設定されており、出願時点で該当地域に保護者とともに実際に居住していることが絶対条件となります。
「合格したら引っ越す」という条件付きの出願は原則認められておらず、住民票の提出だけでなく、居住実態の確認が厳密に行われます。指定地域には小金井市の全域をはじめ、武蔵野市、三鷹市、府中市、国分寺市、小平市、西東京市などの指定された町丁が含まれます。ただし、自治体全体が対象となっているわけではなく、鉄道やバスを利用した実質通学時間を考慮した線引きがなされている点に注意しなければなりません。
さらに学校側は「徒歩または公共交通機関を利用し、片道およそ40分以内」といった通学制限時間のガイドラインを掲げています。朝の通勤ラッシュ帯に低学年の足で安全に通学できるかどうかが重視され、区域境界線の1本隣の通りに住んでいるだけで受験資格を失うケースも珍しくありません。事前の境界線照合は不可欠です。