開放骨折とは?一刻を争う緊急手術の理由と応急処置の鉄則を徹底解説

開放骨折とは?一刻を争う緊急手術の理由と応急処置の鉄則を徹底解説

開放骨折とは?一刻を争う緊急手術の理由と応急処置の鉄則を徹底解説についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

開放骨折の重症度を評価し、手術手技や予後を判断する国際的な指標として用いられているのが「ガスタイロ(Gustilo-Anderson)分類」です。傷の大きさだけでなく、軟部組織の損傷度合いや汚染のレベルによって3段階(Type Ⅰ〜Ⅲ)に区分されます。

・Type Ⅰ(軽症):皮膚の傷が1cm以下で、汚染が少なく骨折形態も単純なもの。
・Type Ⅱ(中等症):皮膚の傷が1cmを超えているが、広範囲な軟部組織損傷や剥離を伴わない状態。
・Type Ⅲ(重症):高エネルギー外傷(交通事故や農作業機械の巻き込みなど)により、広範な軟部組織損傷や高度の汚染を伴うもの。傷の大きさに関わらず銃創や農業用外傷はここに分類されます。

Type Ⅲはさらに、軟部組織で骨を覆える「ⅢA」、広範囲な組織欠損で骨が露出し皮弁形成などが必要な「ⅢB」、主要な動脈損傷を伴い血行再建を要する「ⅢC」へと細分化されます。分類のグレードが上がるほど感染リスクと後遺症の発生率は急激に高まります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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