現地を歩いて痛感するのは、午前9時台から11時台、そして夕方の出発ラッシュ時におけるロビーの過密ぶりだ。羽田便や伊丹便が重なる時間帯は、保安検査場の前に長い列が伸び、レンタカー各社の送迎バス乗り場にも人波が押し寄せる。現地取材で判明した最大の注意点は「空港駐車場の満車問題」だ。ターミナル直近の無料駐車場は約1,000台分用意されているものの、週末の朝10時にはほぼ満車札が立つ。ここで立ち往生すると、搭乗手続きに致命的な遅れが出かねない。
賢い回避策は二つある。自家用車やレンタカー返却で混雑を嫌うなら、ターミナル東側にある臨時駐車スペースへのアプローチをあらかじめ頭に入れておくこと。もう一つは、空港連絡バスの柔軟な活用だ。飛行機の到着ダイヤに合わせて運行されるJR出雲市駅行きや松江駅行きの直行バスは、航空便が遅延した場合でも発車を待機してくれる。レンタカー難民になりそうな繁忙期は、空港ですぐ借りずに連絡バスで主要駅まで移動してから借り出すほうが、手続き待ちの30分から1時間を丸ごとカットできる。
館内の過ごし方にもコツがある。2階の出発ロビーは出発前40分を切ると保安検査待ちで身動きが取りにくくなるため、お土産の選定は到着時か、搭乗の1時間半前までに済ませるのが鉄則だ。限定の宍道湖産しじみ加工品や地元老舗の生菓子は夕方には完売することもしばしば。荷物を預ける前に購入し、スーツケースにパッキングしてしまうのが最も身軽だ。