神社の中でも特に慎重な扱いを要するのが、悪縁を断ち切る御神徳で知られる「縁切り神社」です。京都の安井金毘羅宮をはじめとする名所には連日多くの参拝者が訪れますが、臨床心理士や家族社会学の専門家は「一定の精神状態にある人は近付くべきではない」と警鐘を鳴らします。縁切り神社 行ってはいけない人には、明確な心理的傾向が存在します。
最も危険なのは、「他責思考が極限に達し、心理的バウンダリー(自他の境界線)が崩壊している人」です。縁切り神社の境内に掲げられた絵馬を観察すると、そこには「夫の不倫相手が不幸になりますように」「職場の〇〇が病気で辞めますように」といった、他者を呪詛する怨念が剥き出しの言葉が散見されます。
精神分析学において、他者への激しい憎悪や呪詛は、心理学的な「投影」や「共依存」の裏返しです。「自分が不幸なのはあいつのせいだ」という強い他責感情を抱えたままそうした空間に身を置くと、他者の強烈なネガティブ感情に共鳴し、精神的な疲弊が一気に加速します。本来、神道における縁切りとは「自己の悪癖、病魔、依存心を断ち切り、新たな良縁を結ぶための自己改革の誓い」です。自らの非を省みず、他者の破滅のみを願って参拝する人は、怒りと執着の感情を自ら増幅させ、かえって人間関係を破滅へ追い込むリスクを背負うことになります。