インターネット上の掲示板やSNSでは、FIFAランキングについていくつかの根強い誤解が存在します。代表的な2つの誤解を是正しておきましょう。
第一の誤解は、「親善試合をたくさん組めばポイントが稼げる」という思い込みです。実際には、国際親善試合の重要度係数(I)はわずか「10」に設定されており、公式予選(I=25)の半分以下です。さらに、格下のチームを日本に招いて親善試合を行っても、期待勝率(We)がほぼ1に近いため、勝利しても0.5ポイント程度しか増えません。逆に引き分け以下になれば手痛い減点を食らうため、ランキング維持の観点からはハイリスク・ローリターンな戦いとなります。
第二の誤解は、「FIFAランキングは単なる人気投票や過去数年の平均値」という過去の制度との混同です。2018年ロシアW杯以前は過去4年間の平均ポイントがベースでしたが、現在は1試合ごとの加減算方式に改定されたため、直近1年の好調・不調が極めてダイレクトに反映される仕組みになっています。