SNSや知恵袋、美容ポータルサイトの口コミを精査すると、「毎朝のセットが格段に楽になった」という絶賛の声がある一方で、「頭が余計に大きくなった」「毛先がチリチリになった」といった失敗事例も散見されます。現場の美容師への取材から見えてきた失敗の主な原因は3つに集約されます。
第一に、「ブリーチ履歴や過度なダメージの放置」です。くせ毛はもともと乾燥しやすくキューティクルが繊細な傾向にあります。ハイダメージ毛に強い薬剤を使用すると、髪内部のタンパク質が流出し、パーマがかからずにパサつきだけが増加してしまいます。
第二に、「縮毛矯正が残っている毛先への無理なパーマ施術」です。縮毛矯正によって熱変性を起こした髪はタンパク質が硬化しており、特殊な還元剤を使わないと綺麗なカールが出ません。履歴を共有せずにオーダーすると、毛先がビビり毛(チリチリの状態)になるリスクが跳ね上がります。
第三に、「濡れている時と乾いている時のくせのギャップの見誤り」です。髪質には「濡れるとくせが強く出るタイプ」と「乾くと広がるタイプ」が存在します。この診断を誤ってロッド選定を行うと、想定以上のボリュームが出てしまう結果に繋がります。