ネット上のQ&AサイトやSNSでは、年齢と学年に関して事実と異なる情報が散見されます。無用なトラブルを防ぐために、代表的な3つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:「満12歳の誕生日を迎えたら電車賃は大人料金になる?」
これは非常によくある誤解ですが、明確に誤りです。JRをはじめとする鉄道各社や路線バスの運賃規程において、小児運賃(子ども料金)が適用されるのは「満12歳に達する日以後の最初の3月31日まで」と定められています。つまり、小6の途中で12歳の誕生日を迎えても、小学校を卒業する年の3月31日までは全員小児運賃で乗車できます。交通系ICカードの小児用カードも、卒業年の3月31日を過ぎるまで自動的に小児運賃が引き落とされます。
誤解2:「4月1日生まれの就学時期は親が自由に選べる?」
ネット掲示板などで「希望すれば4月1日生まれを下の学年に遅らせることができる」という噂が流れることがありますが、現行の日本の学校教育制度において親の裁量による就学免除や学年選択は認められていません。病弱や発育不全など極めて特別な事由により教育委員会が就学猶予を認めるケースを除き、法律の規定通り4月1日生まれは例外なく前学年へ就学することになります。
誤解3:「海外旅行の航空券やホテルも日本の学年基準が適用される?」
国内の鉄道とは異なり、国際線航空券や海外ホテルでは「搭乗日・宿泊日当日の実年齢(満年齢)」が世界基準となります。たとえ日本国内で小学6年生であっても、搭乗日にすでに12歳を迎えている場合は「大人運賃(12歳以上)」が適用される航空会社が一般的です。国内旅行の感覚で「まだ小学生だから」と小児運賃で手配すると、空港のチェックインカウンターで差額徴収や予約の取り直しを求められる危険があるため厳格な確認が不可欠です。