男性の浴衣の着方は、女性のように「おはしょり」を作らないため、手順自体はさらにシンプルです。対丈(ついたけ=最初から身長に合わせた丈)で着用し、腰紐を締めたら角帯(かくおび)や兵児帯を巻くだけで完成します。
男性の着こなしで最も重要なポイントは、「帯を締める位置」です。女性はウエストの高い位置で帯を締めますが、男性は腰骨のやや下、お腹の下側(丹田の位置)で低く締めるのが「粋(いき)」に見せる絶対条件です。背中の衣紋は抜かず、首筋にぴったりと襟を沿わせることで、男性らしい引き締まった立ち姿になります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
現代の着付けにおいて、すべての人にサロン予約や厳格な和装作法が必要なわけではありません。自身の目的とスケジュールに応じて最適な選択を行うことが大切です。
自力着付けをおすすめできる人:
- 花火大会の混雑時や急な予定変更にもストレスなく対応したい人。
- 出先で万が一着崩れた際、自分で手直しできる安心感を手に入れたい人。
- 最新の兵児帯や便利小物を使い、手軽にトレンド感のある装いを楽しみたい人。
プロのサロン着付けを検討すべき人:
- フォーマルな式典やお茶会を兼ねた格式ある席に浴衣で臨む人。
- 高級な絞り浴衣やアンティーク着物など、特殊な仕立ての和服を着用する人。
- ヘアセットと着付けを同時に完璧なプロクオリティで統一したい人。