鶴の舞橋は1994年(平成6年)に完成した全長300メートルの木造橋です。材料には青森県特産の樹齢150年以上の青森ヒバが惜しみなく使用され、その建築美と「長い木の橋」=「長生きの橋」という縁起の良さから、鶴田町を象徴するランドマークとして愛されてきました。
しかし、完成から約30年という歳月が経過する中で、風雨や冬の豪雪、湖水の水位変動による経年劣化が進行。特に湖水に浸かる約700本に及ぶ丸太橋脚の根元部分の腐食や、歩行者が踏みしめる床板の摩耗が進み、根本的な補修が急務となっていました。
今回の改修では、単なる表面的な修繕にとどまらず、水中部分の橋脚補修や防腐処理、痛んだ部材の交換、構造全体の耐震性強化が徹底して行われています。今後数十年先まで安全に観光客を迎え入れるための、極めて重要な保全プロジェクトといえます。