近年の走者を振り返ると、番組側が求める人物像のトレンドがはっきりと見えてくる。たとえば、記憶に新しいやす子の走破は、過酷な状況下でも笑顔を絶やさず、ひたむきにチャリティー活動へ挑む姿勢が全国の感動を呼んだ。また、熟練の体力を誇るヒロミの見事な完走劇は、世代を超えた挑戦の象徴として大きな反響を巻き起こしている。
こうした歴代走者の成功例に共通するのは、単なるタレントパワーだけでなく、日頃からバラエティ番組などで見せる誠実な人柄だ。視聴者は、走者が走る「理由」に感情移入する。だからこそ制作陣は、タレントのスケジュール調整以上に、その人物が背負う背景や人間性を入念に見極めているのだ。