ネイルチップによる爪トラブルの約8割は、装着時ではなく「無理なオフ(剥がし方)」によって引き起こされます。爪は「背爪」「中爪」「腹爪」という3つのケラチン層が重なってできており、力任せに引き剥がすと最上層の背爪が剥ぎ取られ、深刻な二枚爪や爪甲剥離症の原因となります。
接着剤のタイプに応じた正しいオフの手順を遵守することが、健康な自爪を保つための絶対条件です。
粘着グミ・両面テープの場合:ぬるま湯とオイルを活用した剥がし方
粘着グミやテープで固定している場合は、ネイルチップ接着剤 剥がし方 お湯のテクニックを用います。38〜40度程度のぬるま湯に指先を5分〜10分程度浸し、粘着剤をふやかします。このとき、お湯の中に数滴のキューティクルオイルやベビーオイルを垂らすと、油分が浸透してよりスムーズに外れます。
爪とチップの隙間にウッドスティックを差し込み、横から優しく揺らすように持ち上げると、自爪を一切傷めることなくスルッと外れます。チップ側に残ったグミも綺麗に除去できるため、大切なチップを何度も再利用可能です。
強力ネイルグルーの場合:専用リムーバー(グルーオフ剤)の必須手順
シアノアクリレート系を主成分とする強力ネイルグルーでお湯を使うのは意味がありません。グルーは水分と反応して硬化する性質を持つため、お湯に浸けても溶けません。
グルーをオフする際は、必ずアセトンや酢酸エチルを主成分とするネイルグルー リムーバーを使用します。チップの根元と側面にリムーバーを垂らし、浸透させながら少しずつ溶かしていきます。時間はかかりますが、爪の健康を守るためには決して焦らず、完全にグルーが溶解したのを確認してから外す必要があります。※グルーを使用した場合はチップ自体も溶けるため、チップの再利用はできません。