空を飛ぶ鳥類の中で、最大の重量級として君臨するのが南米に生息するアンデスコンドル(学名: Vultur gryphus)です。成鳥の翼開長(翼を広げた長さ)は平均3.0m〜3.2mに達し、記録上では3.3mを超える個体も確認されています。体長(くちばしの先から尾羽の先端まで)はおよそ100cm〜130cm、そして特筆すべきはそのコンドルの体重であり、雄の成鳥で11kg〜15kgに達します。
一方、北米に生息する近縁種のカリフォルニアコンドル(学名: Gymnogyps californianus)も、体長約115cm〜140cm、翼開長約2.7m〜3.0m、体重8kg〜14kgという圧倒的な体躯を誇ります。カリフォルニアコンドルは北米大陸に生息する陸鳥の中で最大の翼開長を持つ種として知られています。
空気力学的に「自力で羽ばたいて離陸できる鳥の限界重量」はおよそ15kg〜16kg前後とされており、アンデスコンドルは生物が飛翔能力を保てる極限のサイズまで巨大化した進化の到達点といえます。