なぜ、これほどの短時間睡眠で健康を維持できるのか。堀氏自身が立ち上げた日本ショートスリーパー育成協会では、「ネイチャースリープ」と名付けられた独自の理論を提唱している。
彼の持論の核心は、「睡眠の長さ」ではなく「覚醒の質」と「入眠までのアプローチ」にある。多くの人が抱く「8時間寝なければいけない」という固定観念こそが脳に疲労感を植え付けていると堀氏は指摘する。運動習慣、食事のタイミング、二段構えの姿勢制御、そして脳の興奮状態をコントロールする技術を組み合わせることで、短時間の睡眠でも即座に深いリフレッシュ効果を得られるという。
長年の習慣化によって、入眠までの時間を極限まで短縮し、目覚めた瞬間に交感神経を優位にする。彼にとって睡眠は「ダラダラと横になる時間」ではなく、極めて効率的な細胞のメンテナンス作業なのだ。