長年ファンコミュニティを観察すると、2010年代後半から現在にかけて起きた最大の激震は花男 二次創作サイト 閉鎖の連続でした。かつてYahoo!ジオシティーズのサービス終了(2019年)や、数々の無料ホームページ作成サービスの停止に伴い、2000年代に熱狂的なアクセス数を誇った「伝説の個人ファンサイト」が数多くWeb上から姿を消しました。
SNSやネット掲示板の検証でも、「昔夢中で読んだ100話超えの長編小説がもう一度読みたいのに見つからない」「作者様がサイトを畳んでしまって喪失感がすごい」という声が定期的に挙がっています。一部の作者はpixivやアルファポリス、FC2ブログなどへデータをサルベージ(移行)して再公開していますが、無告知で消失してしまった作品も少なくありません。
こうした状況下で、読者の間ではWebアーカイブツールを利用した閲覧や、現在も運営を継続してくれている貴重な個人ブログへの感謝と応援の声が広がっています。テキストサイト全盛期の繊細な心理描写や、読者と作者がBBS(掲示板)で語り合っていた時代の熱量は、現代のプラットフォームにも大きな影響を与え続けています。