中之嶽神社に熱視線!日本一の剣持大黒様と轟岩信仰の真実に迫る

中之嶽神社に熱視線!日本一の剣持大黒様と轟岩信仰の真実に迫る

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中之嶽神社の本質に触れる上で見逃せないのが、神社建築における極めて珍しい構造と、隣接する境内社の存在です。

中之嶽神社には、一般的な神社に見られる「本殿(神様を祀る建物)」が存在しません。拝殿の背後にある標高約800メートル付近の巨大な奇岩「轟岩(とどろきいわ)」を直接の御神体として崇める形態をとっています。これは社殿建築が発達する以前の、自然の巨岩や樹木を依り代とした原始神道(磐座・いわくら信仰)の原風景を今に伝える極めて貴重な様式です。御祭神には日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られており、国家平定の武勇にあやかる勝運の地として崇敬されてきました。

一方で、境内に並び立つ「甲子大國神社(きのえねだいこくじんじゃ)」には大国主命が祀られています。この神社が「野球の神様」として全国の高校球児や指導者、プロ野球ファンから崇敬される理由は、その名に含まれる「甲子(きのえね)」にあります。

甲子(きのえね)は十干十二支の始まりであり、物事の出発や大願成就を意味する吉祥の象徴です。大正13年の甲子の年に開場した「甲子園球場」と同じ名を冠することから、甲子園出場やリーグ制覇を期する強豪校や野球選手が必勝祈願に訪れる聖地となりました。授与所には木製のバットを模したお守りや野球のボール型絵馬が並び、勝負運を引き寄せる霊場として熱い視線を集めています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。