Q1:前歯だけの矯正は痛いですか?ワイヤーとマウスピースで差はありますか?
A1:部分矯正でも歯を動かす初期段階(装着から2〜3日間)は、物を噛んだときなどに締め付けられるような鈍痛や圧迫感が生じます。動かす歯の本数が少ないため全顎矯正に比べれば全身的な疲労感は少ない傾向にありますが、マウスピースの方がワイヤーよりも力の加わり方が分散されるため、痛みがマイルドに感じられるケースが多いです。
Q2:上の前歯だけを矯正して、下の歯は何もしないことは可能ですか?
A2:症例によっては可能ですが、慎重な判断が必要です。上の前歯だけを内側に動かすと、下の前歯と強くぶつかってしまい噛み合わせが破綻するケースが非常に多いためです。上顎のみの部分矯正が成り立つのは、「元々上の前歯と下の前歯の間に十分なクリアランス(隙間)がある場合」などに限られます。
Q3:前歯矯正をすると歯の根っこが短くなると聞きましたが本当ですか?
A3:過度な力で急激に歯を動かしたり、マウスピースの装着時間を守らず無理にはめ込んだりすると、「歯根吸収(しこんきゅうしゅう)」が起き、歯の根が短くなるリスクがあります。歯根が短くなると将来的に歯の動揺や脱落につながる危険があるため、定期的なレントゲン確認と適切な負荷調整を行う専門医のもとで治療を受けることが極めて重要です。