ネット上の掲示板や知恵袋などで定期的に持ち上がるのが、「どうせ事前に全身の動きをキャプチャーして収録した録画映像を流しているだけではないのか」「歌も事前収録の口パクなのでは」という懐疑的な見方です。
現場取材および関係者の証言によると、結論として現在の主要なアリーナ規模ライブの大部分は完全リアルタイムの生実演です。もちろん、演出上の都合で一部の巨大変形シーンや衣装チェンジの繋ぎにプリレンダリング(事前収録)映像を挟むケースは存在しますが、MCパートや主要なライブパートは演者がスタジオでリアルタイムにパフォーマンスを行っています。
その決定的な証拠が、生ライブならではの偶発的なハプニングへの対応です。過去の大型ライブでも、客席から掲げられたユニークな手作りのうちわメッセージに対して演者が即座に名前を呼んでリアクションしたり、アドリブで歌詞を間違えて照れ笑いした声の揺らぎに合わせてモデルの口元や表情筋がリアルタイムに反応した事例が数多く記録されています。演者の自著や特番インタビューでも、「ライブ本番中はスタジオ全体に張り詰めた緊張感があり、ステージ裏で控える生身のアーティストと全く同じように汗だくになって呼吸を整えている」という過酷な現場の舞台裏が生々しく語られています。