どれほど目が肥えても、思い通りの線をキャンバスに引けなければ絵は完成しない。トップクリエイターが口を揃えるのは、腕や手首の「運動記憶(マッスルメモリ)」の重要性だ。
毎日何時間も描く必要はない。1分間に正確な直線や美しい曲線を引くウォームアップ、円を1回で歪みなく描くストロークトレーニングなど、1日15分の集中ドリルが絶大な効果を発揮する。迷い線のない1本の洗練された線は、それだけで作品のクオリティをプロレベルに見せる破壊力を持っている。迷いを捨て、勢いとコントロールを両立させた線を描く体幹を鍛え上げることが重要だ。