似て非なる断熱と遮熱の違いとは?プロが明かす省エネ住宅の正解

似て非なる断熱と遮熱の違いとは?プロが明かす省エネ住宅の正解

似て非なる断熱と遮熱の違いとは?プロが明かす省エネ住宅の正解とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

住宅の部位ごとに採用される「断熱」と「遮熱」の建材について、それぞれの特徴、費用目安、得意とする季節を整理しました。施工箇所や用途に応じた適材適所の判断が求められます。

項目・対象建材詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価外壁・屋根塗装
(遮熱塗料)
近赤外線反射率:約40〜80%
屋根表面温度を最大15〜20℃低減平米単価:2,800円〜4,500円
(シリコン〜フッ素系)夏の屋根裏温度抑制には即効性あり。ただし冬場の保温効果はほぼゼロ。外壁・屋根塗装
(断熱塗料)
中空セラミック層による熱伝導遅延
熱伝導率:0.03〜0.05 W/(m・K)前後平米単価:4,000円〜6,000円
(特殊機能性塗料)夏冬両方に対応可能だが施工難易度が高く、一般的な断熱材ほどの厚みは出せない。Low-E複層ガラス
(遮熱型)
日射熱取得率(η値):0.40以下
外側ガラスに金属膜をコーティング掃き出し窓1カ所:8万〜15万円
(サッシ込み交換・カバー工法)西日や南面の強い日射をカット。夏型気候地域のリビングに最も推奨される。Low-E複層ガラス
(断熱型)
熱貫流率(U値):1.3〜1.6 W/(㎡・K)
内側ガラスに金属膜を配置遮熱型と同等〜やや安価
(普及型複層ガラス基準)冬場の太陽光を取り込みつつ室温を逃がさない。北側居室や寒冷地向き。住宅用断熱材
(グラスウール等)
断熱等級5〜7達成の主軸
厚み100〜200mm充填施工一棟リノベ時:80万〜250万円
(規模・工法による)住まい全体の温熱環境を決定づける最優先事項。遮熱はこの基礎の上に活きる。
中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。