話題のガチ中華「毛血旺」の正体!鴨血と激辛麻辣の旨味を徹底解剖

話題のガチ中華「毛血旺」の正体!鴨血と激辛麻辣の旨味を徹底解剖

話題のガチ中華「毛血旺」の正体!鴨血と激辛麻辣の旨味を徹底解剖の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

毛血旺の正しい読み方は、中国語の発音で「マオシュエワン(Máo Xuè Wàng)」と呼びます。四川料理の代表格として親しまれていますが、厳密な発祥地は長江と嘉陵江が交わる港湾都市・重慶(チョンチン)の古い港町「磁器口(ツーチーコウ)」です。

重慶市飲食行業協会の伝承資料によると、その起源は20世紀初頭に遡ります。磁器口の市場で食肉解体業を営んでいた露天商が、余った新鮮な豚や牛の内臓肉(毛肚=センマイや腸など)と、動物の血を塩水で固めた「血旺」を無駄にせず活用するため、唐辛子や花椒、発酵豆板醤を効かせた濃厚スープで煮込んで売り出したのが始まりとされています。

料理名にある「毛(マオ)」には、未加工の内臓や粗削りな野趣あふれる調理スタイルという意味が込められており、「血旺(シュエワン)」は新鮮な血が固まる様子や生命力の繁栄を表す縁起の良い言葉です。過酷な肉体労働に従事する船引きや港湾労働者のスタミナ源として誕生したこの料理は、時代を経て洗練され、現在では重慶を代表する無形文化遺産級の国民的グルメへと進化を遂げました。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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