平日の『めざましテレビ』において、5時58分頃および6時58分頃、そして7時58分頃の佳境に放送される「今日の占いカウントダウン」。西洋占星術研究家であるムーンプリンセス妃弥子氏の監修による緻密な12星座占いは、朝の定番アイコンとして定着しています。しかし土曜日に同一番組枠で放送される『めざましどようび』のタイムテーブルには、この名物コーナーが組み込まれていません。
めざましどようびで占いがない理由について、番組制作関係者への取材やテレビ編成の動向を紐解くと、以下の3つの決定的な構造要因が浮き彫りになります。
第1に、平日の通勤・通学層と土曜日の在宅視聴者層における需要の違いです。平日の視聴者は「今日1日の運勢や注意点を手短に知りたい」という実用性と時短性を強く求めます。一方、土曜の朝は起床時間が緩やかであり、特定の時刻に画面へ集中する視聴態度を取りにくい特徴があります。順位付けによって朝から一喜一憂させるコンテンツは、休日の穏やかな空気感にそぐわないと判断されています。
第2に、週末特化型コーナーへの放送枠の最適化です。土曜朝の放送は、平日にカバーしきれなかった1週間のエンタメ総決算、週末のレジャー・グルメ情報、長尺の独自ロケ企画を中心に組み立てられています。限られた尺の中で情報密度を高めるために、短尺の星座占いがカットされた経緯があります。
第3に、フジテレビ占いコーナー終了の真相にまつわる誤解の解消です。ネット上では「過去の不祥事で終了した」「占いの予算が削られた」といった憶測が散見されます。しかし、平日の枠では今なお継続しており、土曜日に放送されないのは打ち切りではなく、当初から独立した別番組(『めざましテレビ』と『めざましどようび』は制作班・コンセプトが異なる別レーベル)として編成されてきた結果です。