「なぜブランド古着やトレンドアイテムが500円〜1,000円台で売れるのか?」という疑問には、古着業界特有の仕入れスキームが関係しています。
第一の理由は、海外からのベール(塊)単位による大量仕入れです。アメリカやヨーロッパ、東南アジアの集積拠点からコンテナ単位で古着を買い付けることで、輸送コストと1着あたりの原価を極限まで圧縮しています。仕入れ段階では1着数百円以下で仕入れられているケースも珍しくありません。
第二に、店舗回転率を最優先にした価格設定です。高価格帯のヴィンテージショップが1着を数万円でじっくり売るのに対し、格安店は「数日でラックを空にして新しい在庫を投入する」薄利多売のサイクルを回しています。長期滞留在庫を作らないことが、家賃の高い下北沢で格安店が生き残る最大の武器となっています。