蜂窩織炎の主な原因菌は、皮膚の常在菌である「黄色ブドウ球菌」や「化膿レンサ球菌」です。通常は健康な皮膚のバリア機能によって侵入を防いでいますが、極めて些細な皮膚の損傷が侵入門戸(エントリーポイント)となります。
臨床の現場や患者の聞き取り調査において、発症原因として頻繁に挙げられるのが以下の要素です。
・虫刺されを掻き壊した痕
・足白癬(水虫)による指の間のふやけ・亀裂
・乾燥肌によるひび割れやカミソリ負け
・靴擦れや小さなすり傷の放置
SNSや医療相談プラットフォームでも、「蚊に刺された場所を少し掻いただけなのに、翌朝には足首から膝下までパンパンに腫れ上がり歩けなくなった」という声が多数確認されています。目に見えないほどの小さな傷であっても、そこに常在菌が入り込み、免疫状態の低下が重なると一気に組織深部で菌が増殖してしまいます。