築60年近くを迎えた東京・竹橋のパレスサイドビルに関しては、都市開発ファンの間などで「近いうちに建て替えられるのではないか」という噂が定期的に浮上します。周辺の大手町・丸の内・有楽町エリアで超高層ビルへの建て替えが進んでいることも、そうした憶測を呼ぶ一因です。
しかし、パレスサイドビルは耐震補強工事や空調・省エネ設備の系統的リニューアルを継続的に実施しており、ロングライフビル推進協会(BELCA)の「BELCA賞(ロングライフ部門)」を受賞するなど、長期保全のモデルケースとして高く評価されています。建物の意匠的・歴史的価値が極めて高いことから、単純な解体・再開発ではなく、歴史的建築としての保存・活用と機能向上の両立が重視されているのが現状です。
大阪本社ビルについても、1990年代築の堅牢な構造を維持しつつ、デジタル化やサステナビリティに対応した最新設備の導入が進められています。東西の毎日新聞ビルは、時代に合わせたアップデートを重ねながら、確固たる存在感を示し続けています。