2018年の「新語・流行語大賞」で年間大賞に輝いた言葉は、単なる流行にとどまらなかった。マイクが拾う選手同士の生々しい対話や作戦会議の様子は、スポーツメディアの取材姿勢すら変革させた。硬質な勝利至上主義一辺倒だった報道に、心理的安全性とポジティブなコミュニケーションという新たな視点が持ち込まれた瞬間である。
この潮流は一時のブームに終わらず、NHKオンデマンドやNetflixといった配信プラットフォームでも関連ドキュメンタリーが相次いで配信される契機となった。スポーツの奥深い戦術性と人間ドラマが融合したコンテンツとして、カーリングの価値が広く再認識されるに至ったのだ。