同じ豆で味が激変!プロ直伝ドリップコーヒー失敗しない淹れ方

同じ豆で味が激変!プロ直伝ドリップコーヒー失敗しない淹れ方

同じ豆で味が激変!プロ直伝ドリップコーヒー失敗しない淹れ方に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

豆の種類に合わせて注ぎ方を変えるのはマニアの趣味ではなく、必須のチューニングです。浅煎りと深煎りでは、豆内部の多孔質構造(スポンジ状の組織)の密度が全く異なるため、浅煎り深煎り淹れ方の違いを明確に意識しなければなりません。

エチオピアやケニアに代表される浅煎り(ライト〜ミディアムロースト)の豆は、焙煎時間が短いため豆の組織が硬く、水分や成分が溶け出しにくい性質を持ちます。そのため、抽出パラメータは「高めの湯温(91℃〜94℃)」「中細挽き(やや細かめ)」「やや長めの抽出時間」に設定します。十分な熱エネルギーを与えて成分をしっかり引き出さないと、未熟な酸味と草のような青臭さだけが残ってしまいます。

対照的に、マンデリンやフレンチローストなどの深煎り(ダークロースト)の豆は、強い熱によって組織がスカスカの多孔質になっており、お湯を注ぐと瞬時に成分が溶け出します。したがって、浅煎りと同じ高温で淹れると、焦げた苦味と強烈なエグみが暴発します。深煎りの最適解は「低めの湯温(83℃〜86℃)」「中粗挽き(やや粗め)」「太めの湯で素早く注ぐ」ことです。湯温を意図的に下げることでトゲのある雑味の溶出をブロックし、上質なダークチョコレートのような濃厚な甘みとビター感だけを凝縮できます。

山田 真由
著者

山田 真由

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