浅草を訪れる前に把握しておきたいのが、千葉屋の大学芋の値段やメニュー、そして現場の混雑状況です。千葉屋の品書きは極めてシンプルで、「大学芋」「切揚」「ふかし芋」の3本柱で構成されています。注文は基本的に200gまたは400gといった重さ指定で行われ、包装紙と経木(きょうぎ)に包まれた下町風情あふれるスタイルで手渡されます。
現地取材班の観測データによると、千葉屋の待ち時間や行列状況は曜日と天候によって顕著な差が見られます。平日は比較的落ち着いており、10〜15人程度の並び(待ち時間10〜20分程度)で購入できることが多いものの、土日祝日や観光シーズンには言問通りの歩道に20〜30人以上の行列ができ、購入まで40分以上を要することも珍しくありません。
特に注意が必要なのが「切揚」の確保です。切揚は1回に揚げられる量が限られているため、仕込み上がりのタイミングに合わせて買い求める常連客が集中します。土日祝日では開店(10:00)から12:00前後でその日の仕込み分が完売してしまうケースが多発しています。確実に切揚を手に入れたい場合は、午前11時前までに列に加わるのが鉄則と言えます。
一方、定番の大学芋については夕方近くまで大釜で順次揚げ続けられていますが、こちらも16時〜17時を回るとその日の芋の仕入れ分がなくなり次第、営業時間である18:00を待たずに暖簾が仕舞われることがあります。遅い時間帯の訪問は「完売閉店」のリスクが跳ね上がるため、早めの行動が欠かせません。