健康意識の高い消費者の間で最も頻発しているトラブルが、「通常のデキストリン」と「難消化性デキストリン」の取り違えです。名前は酷似していますが、体内での代謝動態は正反対といっても過言ではありません。
難消化性デキストリンとは、トウモロコシでんぷんを加熱・酵素処理したのち、ヒトの消化酵素で分解されない「食物繊維部分」のみを高度に濃縮・精製した機能性素材です。特定保健用食品トクホ成分の代表格であり、「糖や脂肪の吸収を穏やかにする」「整腸作用を促す」といった明確な難消化性デキストリン効果が認められています。
両者の決定的な相違点を以下の比較データ表に整理しました。
「血糖値を下げるためにデキストリンパウダーを買って飲んでいる」と語るユーザーをSNS等で見かけることがありますが、購入しているものが通常の「マルトデキストリン(粉末水飴に近い糖質)」であった場合、血糖値を下げるどころか急激に跳ね上げる危険があります。必ずパッケージの栄養成分表示を見て、「食物繊維」として表記されているか、「炭水化物・糖質」として表記されているかを確認しなければなりません。