あんよが上手はいつから?歩き始めの平均月齢と遅い理由を徹底解明

あんよが上手はいつから?歩き始めの平均月齢と遅い理由を徹底解明

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SNSや育児フォーラムでは、歩き始めの時期をめぐる断片的な言説が飛び交っていますが、その多くは科学的根拠を欠いた俗説に過ぎません。現場の小児科医が指摘する代表的な盲点と誤解を是正します。

第一の誤解は、「早く歩き始めた子どもほど将来の運動神経が良い」という言説です。追跡調査によると、生後9ヶ月で歩き始めた児と1歳5ヶ月で歩き始めた児の間で、就学後の体力テストや運動能力の相関関係は認められていません。むしろ、前述の通りハイハイをじっくりやり切った子どもの方が、体幹のバランス感覚や四肢の協調運動において優れたパフォーマンスを示す症例も多数報告されています。歩行の早期獲得は「運動能力の高さ」ではなく、単なる「骨格・気質の発達順序の違い」に過ぎません。

第二の盲点は、靴選びにおける「大きめのサイズを買うリスク」です。「子どもの足はすぐ大きくなるから」と1cm以上大きなシューズを履かせると、靴の中で足が滑り、無意識につま先を曲げて踏ん張る「ハンマートゥ」や扁平足、内反足の原因となります。歩き始めのデリケートな足部骨格を守るためには、3ヶ月ごとの足長計測と定期的な買い替えが不可欠です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。