順風満帆に見えたチャラン・ポ・ランタンですが、2021年夏、長年所属した大手エンタテインメント企業エイベックスから円満に独立することを発表しました。自ら代表を務める合同会社ゲシュタルト商会を立ち上げ、翌2022年には自主レーベル「円盤ゲシュタルト」を設立。メジャーの傘を脱ぎ捨てたこの決断の裏には、表現者としての強い覚悟がありました。
小春自身がインタビューや手記で語っている独立の決定的な理由は、「自分たちの手で、作りたいものを最速かつ妥協のない形で世に届けるため」という純粋な創作意欲の追求です。大規模な組織では、CDのリリースやグッズ制作、ライブの企画一つをとっても多くの稟議や制約が生じます。「衣装の縫製からデザイン、音源のミックスに至るまで、全てに自分たちの体温を通わせたい」という職人気質のこだわりが、インディペンデントな体制への移行を後押ししました。