壁外調査で調査兵団の陣形を瞬く間に崩壊させ、リヴァイ班をも壊滅に追い込んだ女型の巨人の正体は、第104期訓練兵団を4位で卒業し憲兵団へと進んだアニ・レオンハートでした。
彼女はマーレ帝国に住むエルディア人居住区出身であり、「名誉マーレ人」の称号と父の平穏な暮らしを得るために過酷な選抜を勝ち抜いた「マーレの戦士」の一員です。ライナー・ブラウン(鎧の巨人)、ベルトルト・フーバー(超大型巨人)、マルセル・ガリアード(顎の巨人)らとともに、パラディ島から「始祖の巨人」を奪還する極秘任務を帯びて壁内に潜入していました。
普段は感情を表に出さず孤立を好んでいたアニですが、その冷徹な立ち振る舞いの裏には、育ての親である父親のもとへ必ず生きて帰るという強烈な執念が隠されていました。アルミンの鋭い観察眼によって正体を見破られ、ストヘス区での激闘の末に拘束される展開は、物語屈指のサスペンスとして語り継がれています。