ラグビーにおけるナショナルチームの編成は、他競技とは大きく異なる。ワールドラグビーが定める「Regulation 8(代表資格規定)」は、血統や一定期間の継続居住(現在は60カ月間)を満たすことで、国籍が異なる国でも代表選手としてプレーすることを認めている。この開かれた制度設計こそが、ラグビーが「カルチャーの融合」と称される所以だ。
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会は、このグローバルなルールを尊重しながら、国内の育成システムと海外ルーツ選手の融合を推進してきた。一方で、大韓ラグビー協会をはじめとするアジア近隣諸国との関係性や、アジア全体の競技力向上という観点からも、彼らの存在は常に注目を集めている。母国を離れて日本で研鑽を積む選手たちの挑戦は、アジアラグビー界全体のダイナミズムを象徴しているのだ。