有料ギャラリー(4F〜5F)へ足を踏み入れると、今治タオル美術館の真骨頂とも言える2大ハイライトが広がります。
1. 圧巻のスケールを誇る「ムーミンの世界展」
北欧フィンランドの世界的キャラクター「ムーミン」の世界観を、織物技術の粋を集めて再現した常設展示です。最大の目玉は、全長約40メートルにも及ぶ長大なタオル巻物(タペストリー)。ムーミン谷の豊かな四季や個性あふれるキャラクターたちの物語が、極細の糸と複雑なジャカード織りによって絵画のように精密に表現されています。
立体的なムーミンやスナフキン、リトルミイの大型オブジェと一緒に写真が撮れるフォトスポットが随所に設けられており、タオルならではの温かみある質感に包まれた癒やしの空間は、小さな子ども連れのファミリーから大人のアートファンまで高い評価を得ています。
2. 生きた製造現場を体感する「タオル工場見学通路」
ムーミン展へと続く通路には、実際のタオル製造工程をガラス越しに見学できる本格的なファクトリーラインが設置されています。綿花(コットン)から糸を紡ぎ出すプロセスから、高速で動く最新鋭の織機が規則正しいリズムで複雑な模様を織り上げていく様子まで、普段は見ることのできないものづくりの裏側を体感可能です。職人が手作業で糸をつなぐ繊細な手さばきや、機械の生み出す迫力ある稼働音は、大人の知的好奇心を刺激する学びの場としても秀逸です。