アニメの世界においても、平成は大きな転換期でした。平日夕方や土日のゴールデンタイムには多くのアニメ枠が編成され、子どもから大人まで同じ作品を共有していました。
1990年には『ちびまる子ちゃん』が歴代テレビアニメ最高視聴率となる39.9%を記録。『美少女戦士セーラームーン』『ドラゴンボールZ』『名探偵コナン』『ポケットモンスター』といった世界的IPが次々と誕生し、テレビを通じて爆発的に普及していきました。
一方、深夜帯では1995年放送の『新世紀エヴァンゲリオン』が再放送などを経て社会現象へと発展。難解な世界観や哲学的なテーマが若者の心を捉え、後の深夜アニメブームの礎を築きました。平成の約30年間は、ファミリー向けアニメが国民的視聴率を獲得する時代から、深夜帯を中心としたコアなファン向け作品の台頭、そしてネット配信へと受け皿が広がっていく変遷の歴史でもありました。